高校生が自主企画ライブをやった話

音楽

こんにちは!りゅうです。

今回は僕が高校2年生の時に企画したライブの話をします!

この日は自分の人生でトップレベルに思い出に残っています。自分が輝いていた、そんな瞬間でした。

ライブをどうやってやったのか、お金はどうしたのか、などなど気になるところをすべて書いているので、色んな人に参考にしてほしいです!

今回のブログはかなり気合入ってます!ぜひ最後までお楽しみくださいm(_ _)m

バンドを始めるまで

小学校の頃、正直音楽には微塵の興味もありませんでした。もちろん、音楽をYoutubeでたまに聞くことはあっても、楽器とか、アルバムという概念とかも知りませんでした。ギターはアンプに繋げないと音が出ないということを知ったのは中2とかだった気がします。

とはいえ昨日のように覚えてることが一個だけあって、KingGnuの「白日」がおすすめに出てきて、何気なく聞いたときのことです。あまりに美しい旋律とかっこいい楽器陣のサウンドに完全に魅了されてしまい、脳天を突き刺すような衝撃を受けました。これが自分とKingGnuの出会いです。

中学に入り、部活をやろうとなった時に何気なく目に入ったのが吹奏楽部でした。音楽という自分の知らない世界に妙に惹かれたのです。特に楽器とかも知らないけど、なんとなく入りました。

ここから自分の音楽人生が始まりました。

吹奏楽部での日々はここでは割愛します。また別の機会にブログにしようと思います。乞うご期待!

高1に入る頃、仲いい友達5人組でバンドを組まないかという話になりました。Iくんの提案で、僕は二つ返事で了承しました。吹奏楽部だしリズム感がいいだろうということでドラムになりました。なんというか、本当にたまたまなった感じです。

これが天職だとはこのときの自分にはまだわかっていませんでした。

ドラムを叩いてみようと、なれない手つきでスタジオを予約して緊張しながら部屋に入り、先輩から借りたスティックで眼の前にあった白い太鼓をパン!と叩きました。その瞬間、

「ありがとう」

確かに聞こえたのです。どこからかわからない声が。響き渡るスカッと気持ちの良い打撃音、心地の良い演奏感、これだとわかりました。自分の追い求めていた音は。

そこからはもう早かったです。親に電子ドラムが欲しいと頼み込み、中間で今までで一番の順位が取れたらいいよと言われたので、猛勉強した末に順位を50位あげました。もちろん買ってくれました。

ひたすら練習しました。KingGnuの曲はすべてコピーしました。見様見真似で。今思えば基礎連を怠っていたのが良くなかったですが、それでも成長スピードは目を見張るほどでした。

そんな感じで、どんどんドラムにハマっていき、そしてバンド、音楽にハマったのでした、、、

ライブハウス、行きたくね?

高1で初めてのライブを文化祭でやり、完全にライブの楽しさやバンドの楽しさにハマりました。

文化祭や中間試験が終わり、外の空気がほんのり肌寒く感じるようになってきた頃でした。

自分のバンドメンバーのKくんと、もう1人元々中の良かったWくんと、バンドのことについて三人で色々話したりしていたら、どうやらライブハウスというのがあるらしいということを知りました。

都内に点在しているライブハウスでは日々ライブが行われており、色んな人が行き通いながら、自分たいだけの、その時だけの音楽を作る。そういう空間なんだそうです。

僕らが思ったのは、ライブハウスでライブをやってみたい、ただそれだけでした。

自分でライブを企画する、なんかかっこよくないですか?

行動力とパッションだけは高校生らしく有り余っていたので話は早かったです。

ということでライブハウスに突撃しました(!?)

ライブハウスは学校の近くのライブハウスにしました。シンプルに行きやすいと思ったからです。

ライブハウスのホームページのお問い合わせフォームから、メールでライブハウスについて少し見てみたいという旨を送ったら、直ぐに返事が帰ってきました。ライブハウスの見学ということでいくつか日程が提示されたので、予定の合う日に友達含め3人でライブハウスに行くことに。

ライブハウスに行くということで心躍っていたのもつかの間、いざドアの前に立つとなぜか震えてきました。なんだろう、なんか怖いんですよね。今から知らない世界に俺等は踏み出すんだという緊張感がすごく印象的でした。そんな中で勇気を振り絞ってドアを開けると、派手な髪型のお兄さんが明るく迎えてくれました。

真ん中にある席に案内されたあとは、自分たちのことやなぜライブをやろうと思ったことなど、音楽の話をしながら緊張を解してくれました。高校生だからといって見下すような態度はまったくなく、だけどフランクで話しやすかったです。高校生なのにちゃんとしたお客さんとして接してくれたことが嬉しかったです。

そして、ライブハウスでの企画の仕方や仕組み、タイムテーブルの作り方やキャパ、値段の相場など何から何まで懇切丁寧に教えてくれました。なんなら、ライブハウスにおいてあるドラムや機材なども触らせてくれました。何よりもまずその音響の良さにびっくりしました。学校の弱小機材を使ったテキトーな音響よりよっぽど良いことは自明でしたが、思っていたよりも音が綺麗に聞こえたのです。

ここでライブをやりたい、単純にそう思いました。

いざ、ライブをやるぞ!

見学が終わってからは全員ライブをやる気満々でした。

ただし決めることは星の数ほどありました。日程、ポスター、チケット代、タイムテーブル、やる曲、企画名、演者をどう集めるか、そしてお客さんはどうするか、、、

とはいえ、ずぶの素人が最初から考えるよりかは、ライブのプロと相談して決めたほうが良いに違いなかったので、ライブハウスのお兄さんとメールを何度も何度も(今見たら56通でした)やりとりしながら、そして三人で毎日学校で話して、LINEでも話してを繰り返し、少しずつ決めていきました。

一度ライブハウスに改めて伺ったりもしました。ライブの日程の目処を立て、それまでにやるべきことを教えていただきました。とりあえず出演バンドを三バンドほど確定させてからじゃないとライブが成立するか心配なので、まずそこをやってから日程を決めたほうがいいとのことでした。

日程などは、ライブハウスの方から空いている日程を提示してもらい、行ける日を模索した感じです。主催の三人のバンドが出れる日じゃないといけないことに加えて、いろいろな用事が重なったため日程ぎめはかなり難航しました。

そして出演バンド。これを探すのにもかなり苦労しました。そもそも外部に人脈が全然なかったので、バンドをやってるらしい友達に声をかけまくり、やっとの思いで2バンド集めました。ちなみにそのうちの1バンドは最近JAPAN JAMに出たりしてました。すごい。

その他にも、どういうライブをしたいのか、タイムテーブルはどう作るのか、値段はどうすればいいのか、色々なことをライブハウスのお兄さんとメールをやりとりして、三人で話して、詰めていきました。

そうやってやってる間に年を越しました。一時期キャパオーバーで返信を忘れてた時期もありました。自分の遅い返事に付き合ってくれたお兄さんに本当に感謝しかないです。

そうこうして、やっとの思いで決まった詳細。気づけば最初にライブハウスに伺った日から三ヶ月が経っていました。

場所:都内某所のライブハウス
日時:4月頭
キャパシティ(何人まで入るか):120人
出演バンド数:4バンド
チケット代:500円
ドリンク代:500円(ここはライブハウスが決めている)
企画名:STEP(ステップ)

特にお金のことについては、まだ高校生だったためかなり慎重になりました。

ライブハウスで企画をする場合はカラオケみたいに、まず6時間何万円みたいに借りる時間で値段が決まっています。それを出演バンドごとに分けて、それぞれがチケットを売る形で出演者自身が払う分を減らしていくという感じです。

例えば、僕らの場合は5時間66000円でした。出演バンドは4バンドだったので、1バンドあたりのノルマは16500円。チケット代は500円。ドリンク代も500円なので、お客さんが払うお金は合計1000円です。ドリンク代はそのままライブハウス側がもらうので、僕らがもらえるのは一人のお客さんあたり500円です。すなわち16500円を捌くには16500÷500で1バンド33人呼ばないといけない計算になります。

チケット代は普通の企画ライブで言えばかなり安い方です。そりゃ、高校生なのであまり高価な額は払えないのです。ただ、34人以上呼ばないと利益が出ないという事実だけが、僕らにライブをやってお金を稼ぐことがいかに難しいかということを教えてくれました。

詳細を決めたあと、またメールをしてライブハウスに再び足を運びました。ライブをやる契約をするためです。

3回目なのに、足取りはやはり緊張していました。多額の料金を支払ってやる企画ライブ、成功できるのだろうか?ワクワクよりも、そのときは不安が勝っていたように思えます。

書面に一通り目を通して、署名をして、拇印しました。流石に自分の印鑑はまだ作ってませんでした。

自分の親指で捺印するということが、妙に責任感を感じて少し怖かったです。

ということで、ライブをやることが決まりました。

ライブまで、あと1ヶ月!

契約が決まったその日のうちに、企画書とセッティングリストの雛形と見本をもらいました。

エクセル形式だったのでどうやって入力するのかなかなか慣れませんでしたが、お兄さんにわかりやすいウェブサイトなどを教えてもらったりして完成させました。逆リハとか、わからない用語に関しても丁寧に教えてくださりました。

さあ残り一ヶ月、とにかくやるべきことはなんでしょうか?

そうです、お客さん集めです。

1ヶ月後のライブに向けてとにかくお客さんを集めなければなりませんでした。

お客さんが来てくれなければライブは成り立ちませんし、盛り上がらない、加えて出演者側のお金的にも厳しくなってしまいます。

AIがまだ全然な時代だったので、広告ポスターを友達に作ってもらい、それをとにかく色んなSNSで拡散しました。

一人一人来てくれそうな人に声をかけ、とにかく愚直にお客さんを集めました。担任の先生も呼びました。学校外の人もたくさん呼びました。断られることのほうが多かったですが、それでも来てくれる人たちはいて、それが何より嬉しくて、絶対いいライブにしようって気持ちが強くなっていきました。

そうこうやってチケットの取り置き名簿を作りました。人によっては値段の関係で来れないという人もいたので少し安くしたりもしました。今思えば、この作業は地味に面倒くさいのでやらなくてよかったのではとも思いました。

一方で大事なのが、曲の練習です。そりゃそうです。バンドの曲演奏が結局ライブのメインなので、クオリティが低ければライブに来た意味が無くなってしまいます。全バンド駆け出しだったのでもちろんコピバンです。そもそも、お客さんもオリ曲を目当てにしてるわけではないのでそこは全く問題なかったです。

各バンドのセトリはこんな感じです。主催者三人の2バンドはボーイズ、残り2つはガールズです。 華があるといいなと思ったからです。

WくんのバンドガールズバンドCガールズバンドN僕らのバンド
Kidおやすみ泣き声、さよなら歌姫ワンドリンク別天体観測
ブルーベリーナイツ貴方解剖純愛歌すももドロップRay
Loserシルエットリッケンバッカーワタリドリ
怪獣の花唄ハッピーウェディング前ソングFictionロマンチシズム
僕に彼女ができたんだ一途
Squall

今見ても良いセトリだなーと思います。それぞれの個性が出ていてワクワクしたのを覚えています。

僕らのバンドは元々一途とかはやったことがあったので大丈夫だったのですが、ほかは全然やったことない曲だったので結構練習は頑張りました。空いてる日を見つけてはスタジオに入りを繰り返してました。あの時間は本当に幸せでした、大好きな友達と音楽ができる、間違いなくかけがえのない瞬間たちでした。

いざ、ライブ本番!

さて、迎えた本番の日。

前日は希望とワクワクでいっぱいでした。不安はもはやなかったです。必ず良いライブにしてやる、そんな気持ちでいっぱいでした!

本番、ライブハウスに少し早めに演者たちが集まり、リハを開始。演者たちにライブの説明をするのは少し緊張しました。

リハはセッティングをしたあとにライブハウスのお兄さんの指示に従って音出しをしていく感じです。初めてでも全然緊張せず、やることを明確に指示してくれるので助かりました。

楽器はギターやベース本体だけでダイジョブです。アンプなどは全てあります。そしてドラムセットも良質なものが備えてあるので基本的にスティックだけ持っていけば大丈夫です。

そしてリハ後、お客さんたちがぞろぞろと入ってきます。どんどんとライブハウスが埋まっていく感じが嬉しかったです。何を隠そう、お客さんはかなり自分が頑張って集めたからです。

こうしてライブが始まりました。

自分の司会で注意点やライブのコンセプトなどを話していざ演奏開始です。

ここでトラブルが発生しました。

、、、とか言ってみたいところなんですが、

簡潔に言ってしまうと、なんのトラブルもなかったのです。

よくある機材系のトラブルも全然なく、タイムテーブル通りに、大変スムーズに進行しました。転換もリハ通りだったし、特殊な機材などもまったくなかったので。

特筆すべきことがあるとすれば、音漏れを聞いた外国人観光客が来てくれたことくらいですかね。お金になりましたし、シンプルに楽しんでくれたみたいで良かったです。

そして迎えた自分の出番。待機場所の楽屋がなぜかかなり狭く感じました。それだけ自分が胸を張っていたのでしょう。

ぶっちゃけ、演奏は今振り返れば全然だったと思います。楽器技術自体全員1年ちょいくらいだったのでそりゃそうではあります。MCも結構雑だったかなと思います、、、なんにも考えてませんでした。

でも何より、楽しかった。みんなが曲に合わせて飛んでいるのを見ているのが本当に幸せだった。

あの時のドラムから見えた景色は一生忘れないです。

こうして、全公演が終了しました。拍手と歓声に包まれながらステージから退き、そのまま記念撮影をして、お客さん達によるKくんへのいじりがあったりしましたが、和やかな雰囲気で終わりました。

伝説の日、幕を閉じる

こうしてライブが終わりました。よく言われることですが、楽しかったのはもちろんだけど、何もなくてよかったという安堵のほうが強かったです。

お客さんからもらったお金たちを精算する時間になり、自分たちの収益が発表されることに、、、

結果は

1000円の収益が出ました!!!!

たっっっくさんのお客さんをがんばって集めた甲斐がありました。

一個だけ不満があるとすれば、この1000円をジャン勝ちで決めてしまったことです。

普通に今考えれば俺がもらって当然なのに、バンドメンバーのSくんに渡ってしまいました。まあいいでしょう。

そうして打ち上げ会場に向かいました。打ち上げにはほとんどの演者が来てくれました。

楽しく食事と会話を楽しんで、家路につきました。

こうして一生忘れない日が終わりました。

まとめ

いかがでしたか?

何より、自分でライブを企画したという経験が、今でも誇りと自信に繋がっています。

何から何までほぼ自分でやったので、人間的に色々と成長できました。

これからライブをしようと思ってる人へ

とにかく、わからないことはすべて聞いたほうがいいです。ライブハウスの人が丁寧に教えてくれます。あと、演奏力はきちんと上げるべきです。お客さんがライブにバリューを見出だせなければ、ライブは失敗に等しいです。お金だけじゃないです。

最後に、ライブの時の写真を添付しておきます。

ここまで読んでくださりありがとうございました!また次回のブログでお会いしましょう!!!

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